深刻な病気になったが苦しい治療はしないと決めた高齢の母の話。
生検後4日目からプレドニンを飲み始めた。
そして3週間経過した。
プレドニンは、一般的には長くは飲まない薬だろう。
が、母の場合はこれを飲み始めてからの3週間
絶好調なのだ。
ほぼ1ヶ月で薬の効果がなくなり深刻な症状が復活すると言われているが、
今のところはとても元気。
驚くほどの食欲。
食事は美味しくて、いくらでも山盛り食べられるそう。
(お腹がすく、下っ腹が出る、顔が丸くなる
はプレドニン効果らしい)
ダメもとで誘ってみたらあっさりオーケーしてきたので
片道2時間かけて2人で我が家へ。
そして、私が検討しているホスピスを見学してもらった。
かなり気に入り、『ここがあると思うと安心できる。』と喜んでいた。
翌日は江の島ヨットハーバーへ。
日常からの脱却。
青い空と海とヨット。
江の島の海で心洗われ、魂も洗われたという。
遠い遠い空の上、“宇宙” に自分をゆだねることができたそうだ。
子供の頃から仏教徒で、長い年月仏様にお線香をあげてお祈りしてきたのに
仏教など宗教を大きく越えた “宇宙” を実感したのだという。
『70%はお医者さんの言葉を信じてるけど、
30%は病気じゃナイんじゃないかと思う。』
と今朝また言っていた。
しばらく前の90%から70%に数字が変化している~笑
元気いっぱいにそう言われると
【ほんとよね、来年の今日もこうして向かい合ってお喋りしてるような気がする。】
と私は心の中で言う。
母に1年後は来ないことになっている。
来年についての話はできない。
ひな祭りだって厳しいのだ。
『たぶん年は越せると思います。』
と主治医。
【たぶん】がつくんだよー
でも、ピントこないなあ。。。。。
とても死にそうな人間には見えない。